2025年12月26日〜12月27日に「にこにこ冬キャンプ」を開催し、14名の小学生たちとにこアフ周辺・阿品の森で活動しました。寒い中での活動となりましたが、子どもたちが自分にできることを探しながら、それぞれの興味を深ぼり、互いに助け合いながら、活動を進める様子が印象的でした。
《1日目》
キャンプ初日は、グループづくりからスタートしました。まず子どもたち自身で「このキャンプで大切にしたいこと」を話し合い、今回は「感謝」をテーマに活動していくことが決まりました。仲間や自然、支えてくれる人への思いを意識しながら、2日間を過ごす土台づくりとなりました。
午後は、活動の拠点となる「にこにこアドベンチャーゾーン」の整備を行いました。凹凸のある地面をスコップで整え、ドラム缶風呂やかまどを設置できるようにする作業です。初めは意見がぶつかる場面もありましたが、高学年の子どもたちが中心となって役割分担を進め、協力して整地を完了させることができました。
その後は「阿品の森」へ移動し、フィールドビンゴに挑戦しました。森の中を歩きながら、カードに書かれた自然物を探し、触れる・匂う・拾うなど、五感を使って自然と向き合う時間となりました。普段の生活では得がたい、じっくりと自然を感じる姿が印象的でした。
夕方からは野外炊飯とドラム缶風呂を実施しました。火起こしと調理に分かれ、互いに教え合いながら活動を進め、無事にカレーが完成しました。外気温が3℃まで下がったため、食事は室内で行いました。ドラム缶風呂は最高76℃まで温まり、水を加えて42℃に調整して入浴しました。冷たい水を入れていたはずのドラム缶がしっかりと温まっていることに、子どもたちは驚きながら、心身ともに温まる様子が見られ、ドラム缶の火を長時間保ってくれた火起こしグループの子に「ありがとう」と伝える児童がいたことが印象的でした。
夜は、ライトを使わずに阿品の森を歩き、星空観察を行いました。「昼と夜で全く違う場所みたい」という声が聞かれ、自然の表情の変化を実感することができました。
初日は、仲間と協力し、自然と深く関わる中で、多くの気づきと学びを得ながら終了しました。

《2日目》
2日目は朝6時30分に起床し、朝の会のあと、近くの公園で軽く体を動かしました。朝食はフレンチトーストとコンソメスープ。しっかりとエネルギーを補給した後、お昼用のおにぎりを自分たちで作り、再び阿品の森へ向かいました。
この日は、2日目から合流するメンバーも迎え、前日は行かなかったエリアの探索に挑戦しました。おやつをかけたフィールドビンゴでは、前日の記憶をもとに植物や種、鳥を探す姿が見られましたが、「昨日あったものが無くなっている」「鳥がいなくなっている」「かじられた跡がある」など、自然が日々変化していることに気づくきっかけとなりました。
午後からは、ジップラインを設置し、ハーネスを着用しての活動を行いました。最初はハシゴを登ることや高い場所に行くことを不安に感じていた子どもたちも、一歩踏み出して挑戦することで、少しずつ自信をつけていく様子が見られました。挑戦を終えたあとの表情には、達成感と成長が感じられました。
午後の活動後は、にこアフに戻りクロージングを行い、2日間の振り返りをしました。「どんなタイミングで感謝した?」という問いかけに対し、「ご飯のとき」「ふとしたとき」などの声が上がりました。中でも、「意外と日常の中でたくさん感謝していることに気づいた」という子どもの言葉が印象的で、今回大切にしてきた「感謝」が、子どもたち自身の実感として残ったことを感じる時間となりました。

《ディレクターより》
自然体験は、思い通りにいかない場面や予想外の変化の連続です。その一つひとつを仲間と乗り越える中で、子どもたちは自分の力だけでなく、周囲の支えや環境の存在に気づいていきます。クロージングで聞かれた「意外と日常の中でたくさん感謝している」という言葉は、この2日間の体験を象徴するものでした。 今回のキャンプが、自然の中での楽しい思い出としてだけでなく、日常生活の中でも「感謝する心」を思い出すきっかけとなることを願っています。

担当ディレクター)おっかー

